造花・アートフラワーで豪華に彩る!お花の髪飾りの作り方を詳しく説明します

2018年7月15日

造花・アートフラワーで豪華に彩る!お花の髪飾りの作り方を詳しく説明します

お花の髪飾りを自分で作ってみたい方のために、造花・アートフラワーを使った髪飾り(ヘッドパーツ)の作り方をご紹介します。

最近の100均はクオリティが高くて、たくさんの可愛い造花・アートフラワーが売られていますよね。

上質な布でできたお花(アーティフィシャルフラワーやシルクフラワーと呼ばれる)で作る前の練習に、100均のお花を使うのもいいですね。

コストを抑えて手軽に髪を飾りたいなら、造花・アートフラワーがおすすめです。シンプルにも豪華にも彩ることができ、材料費が安いので、色違いデザイン違いで、いくつも作りたくなっちゃうかもしれません。丈夫でお手入れも簡単、水にも強いです!

ドレスやワンピース以外に、浴衣や着物にも合います。七五三、卒業式、謝恩会、イベント、学校祭、発表会、舞台衣装、水にも強いので海辺やプールなどでも使えます。

結婚式やレストランウェディングなどで、ドライフラワーとプリザーブドフラワー、造花、アーティフィシャルフラワーを組み合わせたお花のヘッドドレスも人気です。可愛く華やかに髪を飾ることができますよ。

作り方は意外と簡単、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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造花・アートフラワー髪飾りの材料と道具

造花・アートフラワーの髪飾りを作るのに必要な材料と道具です。100均でほとんど揃えることができます。

・造花、アートフラワー
・ワイヤー(針金)
・フローラルテープ(フラワーテープ)
・はさみ
・ニッパーまたはラジオペンチ

以下は、必要に応じてご用意ください
・きり、グルーガン
・Uピン、コーム(くし)、へアクリップなど

では、詳しく見ていきましょう。

・造花、アートフラワー
100均で購入した造花、アートフラワー11点

100均で購入したもので、全部で11点あります。

お花を購入する際は、洋服や着物の色に合わせたり、作りたい髪飾りのイメージに合わせて好きなものを選んでください。

・ワイヤー(針金)
ワイヤー(針金)

造花・アートフラワーに使うなら、ワイヤーは24番(0.55mm)か26番(0.45mm)、手前のアレンジワイヤー(0.35mm)がおすすめ。100均の園芸コーナーにあります。フローラルテープを巻くので、色は何色でも大丈夫です。

・フローラルテープ(フラワーテープ)
フローラルテープ(フラワーテープ)茶と緑

茶色と緑色のフローラルテープです。一つあれば十分です。髪飾りの時は、茶色のほうが目立たないかもしれませんね。その辺はお好みで。これも、100均の園芸コーナーにあります。

・はさみ
・ニッパーまたはラジオペンチ

左からキッチンバサミ、はさみ、ラジオペンチ、ニッパー

左から、キッチンバサミ、はさみ、ラジオペンチ、ニッパーです。
ワイヤーを切る時、普通のはさみを使うと刃が傷むので、ラジオペンチやニッパー、キッチンバサミなどを使ってください。ワイヤーが入っている太い茎を切る時も、ラジオペンチかニッパーが必要です。

以下は、必要に応じてご用意ください
・きり、グルーガン
きり、グルーガン

きりは、花の茎に穴を開ける時に使います(中にワイヤーが入っていない茎の場合)。穴にワイヤーを通したり、直接Uピンを入れることができます。

グルーガンは、スティック状の樹脂を熱で溶かし接着させる道具です。茎が無い花にワイヤーをつけたり、土台に直接花をつけたり、強力に接着させたい場所に使います。

・Uピン、コーム(くし)、へアクリップなど
・装飾用部品(リボン、レース、ビーズ)

Uピン、コーム、へアクリップ、レース、ビーズなど

100均のヘアアクセサリーかハンドメイドのコーナーにあります。

造花・アートフラワー髪飾りの作り方

造花・アートフラワーで作った髪飾り

こんな感じの髪飾りが作れます。流れとしては、造花・アートフラワーのどこが分解できるか確認し、必要な長さのパーツに切り、使う分ごとにワイヤーで補強し、フローラルテープを巻き、使いたい土台に留めつければ完成です。

基本的な作り方はドライフラワーやプリザーブドフラワーを使う場合と似ていますが、造花・アートフラワーは頑丈で壊れにくいので、大胆に作業しても大丈夫です。

では、手順を詳しくご説明します。

髪飾りのイメージを決める

どのようなデザインの髪飾りにするか決めましょう。1種類のお花で作ってもいいし、いくつか組合わせても可愛くなりそうです。

デザインの参考になるページ ↓↓↓

土台も決めましょう。ヘアピック(Iピン、ヘッドピン)、Uピン、コーム、ヘアクリップなどがあります。

髪の長さがミディアム以上で、髪を結う場合は、どの土台を選んでも大丈夫です。ショートヘアの方は、ヘアクリップをお使いください。

基本のワイヤリング

作成イメージが決まったら、花材の茎をワイヤーで巻いて補強します。これをワイヤリングと言います。

左から、あじさい、ガーベラ、ラナンキュラス
左から、あじさい、ガーベラ、ラナンキュラス

分解してみました。花から茎が外れるものは、髪飾りにした時にも外れやすくないか確認してください
分解してみました。花から茎が外れるものは、髪飾りにした時にも外れやすくないか確認してください

分解したお花を元に戻します。

お花1輪だけでも可愛いのですが、今回はラナンキュラスの花と葉を一緒にワイヤリングします。

中にワイヤーが通っていない花の茎は、直接きりで穴を開けて、ワイヤーやUピンを通すこともできます。下の「Uピンにする3パターン」のところで紹介しています。

ラナンキュラスの花と葉を、根元から3センチ程度に切ります
ラナンキュラスの花と葉を、根元から3センチ程度に切ります

ニッパーやラジオペンチなどを使ってワイヤーも切ります。私は長さ12センチに切りましたが、短すぎました。ワイヤーの長さは通常15センチ前後、Uピンにする場合は8センチ程度にしてください。

花と葉を一緒にワイヤリングします。

ワイヤーをUの字に折り曲げ、花と葉の根元に当てます。根元を押さえながら、片方のワイヤーで、もう一方のワイヤーと茎を一緒に巻いていきます
ワイヤーをUの字に折り曲げ、花と葉の根元に当てます。根元を押さえながら、片方のワイヤーで、もう一方のワイヤーと茎を一緒に巻いていきます

ワイヤーを巻いたところ、茎より出ているワイヤーが1本だけになってしまいました。お花の大きさに対して弱すぎるので、もう1回ワイヤリングして補強します
ワイヤーを巻いたところ、茎より出ているワイヤーが1本だけになってしまいました。お花の大きさに対して弱すぎるので、もう1回ワイヤリングして補強します

2回分、巻き終わりました。ワイヤリング終了です
2回分、巻き終わりました。ワイヤリング終了です

ヘアピックにする

ワイヤリングした花をヘアピック(Iピン、ヘッドピン)にする時の仕上げ方です。

ワイヤーの長さが6~7センチぐらいになるよう調節します(花の根元から先端まで)。長い部分は内側に折り曲げます。

フローラルテープを4~5センチに切り、引っ張って伸ばしながら根元に巻きつけます。フローラルテープは、引き伸ばすことで粘着力が出ます
フローラルテープを4~5センチに切り、引っ張って伸ばしながら根元に巻きつけます

下に向かってぐるぐると巻いていきます

フローラルテープが足りなくなったら追加し、全体を包むように巻き付けたら、出来上がりです!
※ワイヤーの先端が露出すると大変危険です。先端部分は必ず2重に巻きくるんでください
全体を包むように巻き付けたら、出来上がりです!

ワイヤーをぐるぐると巻き付けないで作る、もう一つの方法もご紹介します。

左から、ライラック、ベリースプレー、ラベンダーです
左から、ライラック、ベリースプレー、ラベンダーです

どんなパーツで構成されているのか、分解してみました。パーツごとに穴が開いているので、ぐるぐる巻かずにワイヤーを通すだけで装着できそうです
どんなパーツで構成されているのか、分解してみました。パーツごとに穴が開いているので、ぐるぐる巻かずにワイヤーを通すだけで装着できそうです

ライラックの花の根元の茎に穴が開いています。そこに13センチ程度に切ったワイヤーを半分に折り、差し込みます。抜けないよう、ワイヤーの折り曲げ部の幅を調節してください
ライラックの花の根元の茎に穴が開いています。そこに13センチ程度に切ったワイヤーを半分に折り、差し込みます。抜けないよう、ワイヤーの折り曲げ部の幅を調節してください

ワイヤーを差し込んだ花を2個まとめてフローラルテープで巻いていきます。フローラルテープは、引き伸ばすことで粘着力が出ます
ワイヤーを差し込んだ花を2個まとめてフローラルテープで巻いていきます。フローラルテープは、引き伸ばすことで粘着力が出ます

ワイヤーの長さが6センチぐらいになるよう調節します(花の根元から先端まで)。長い部分は内側に折り曲げます
イヤーの長さが6センチぐらいになるよう調節します(花の根元から先端まで)。長い部分は内側に折り曲げます

※ワイヤーの先端が露出すると大変危険です。先端部分は必ず2重に巻きくるんでください
ワイヤーの先端が露出すると大変危険です。先端部分は必ず2重に巻きくるんでください

ラベンダーもベリースプレーも穴にワイヤーを通し、あとは同じようにフローラルテープで巻きました。完成です。
ラベンダーもベリースプレーも穴にワイヤーを通し、あとは同じようにフローラルテープで巻きました。完成です

髪型によっては、ヘアピックを刺すだけだとズレてしまうことがあるので、ヘアピンでしっかり留めてください。

Uピンにする3パターン

Uピンにする時の仕上げ方は、3通りあります。

【その1】花材にワイヤリングし、フラワーテープでUピンにつける
【その2】花材の茎にきりで穴を開け、直接Uピンを通す
【その3】花材の空間にUピンを通し、フラワーテープで固定する

では、詳しく見ていきましょう。

【その1】花材にワイヤリングし、フラワーテープでUピンにつける
【その1】ワイヤリングした花材をフラワーテープでUピンにつける

ガーベラの茎にワイヤリングし、フラワーテープでUピンに巻き付けました。ボコッとした仕上がりです。

【その2】花材の茎にきりで穴を開け、直接Uピンを通す

ガーベラの茎は太さがあり、ワイヤーも入っていませんでした。根元から2センチ程度に切り、きりで真ん中に穴を開けます。茎が外せたので作業しやすいです
ガーベラの茎は太さがあり、ワイヤーも入っていませんでした。根元から2センチ程度に切り、きりで真ん中に穴を開けます。茎が外せたので作業しやすいです

きりで穴を開けるときは、必ずカッター板(カッティングマット)の上で作業してください

穴にUピンを通して、完成しました。すっきりした仕上がりです
穴にUピンを通して、完成しました。すっきりした仕上がりです

【その3】花材の空間にUピンを通し、フラワーテープで固定する

あじさいを分解しました
あじさいを分解しました

あじさいの穴にUピンを通します
あじさいの穴にUピンを通します

根元をフローラルテープでぐるぐる巻いて完成です
根元をフローラルテープでぐるぐる巻いて完成です

長くなりましたので、次に続きます ↓↓↓

おまけ

デザインの参考になるページ ↓↓↓

プリザーブドフラワーやドライフラワーと組み合わせても素敵です。良かったらこちらの記事もどうぞ ↓↓↓


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